即興的趣味部屋

特にこれといった事はないですが、雑多に。

過労死とは

  • 従兄が亡くなりました

兄と慕っていた兄が、2019年9月28日、3:00ごろガードレールに紐を括りつけ、山の斜面で首を吊って亡くなりました。自死です。
兄はサービスエリアでお盆明けから休みなく長時間勤務、サービス残業をしていました。消費税が上がるということでそのシステムを何とかしようとしても人手がないから厨房も売店もやらなくてはいけない、事務仕事もしなくてはいけない、と全て兄が背負い込んでやっていたそうです。
お店の従業員の方たちが見てても心配するくらいだったのに店長は配慮しようともせず、手伝いにいこうか?という仲間の提案を切り捨てていました。見て見ぬふりをしていたのです。
追い詰められて追い詰められて何も考えられなくなり、理性が切れる瞬間があったのでしょう。仕事に殺されたのも同然です。

これ以上はもう怒りしか感じないのですが、家族や親戚、友達や彼女から兄を奪い、兄のこれからの未来を奪った会社と、働き方改革を唱える癖に軽減税率とかのシステム変更が有耶無耶で訳の分からないことをお店に押し付け、苦労している人が沢山いるのを国は知らないの?働き方改悪な上私の家族を殺したんだぞ。

なので、会社と国が許せないのです。
死と引き換えに社会が良くなるようにっていうのは、大間違いであってはいけないことなんです。国民や社員はなんですかアリかなにかですか?人間の犠牲の上に立って暮らすのが正しい国の姿なんですか。国民の命を守るのが国の仕事ではないのですか。会社の従業員を守るのが正しい仕事の形なんじゃないんですか。
私たちは彼のことを守りきれなかったというのでとても後悔しています。まだ44歳でこれからなのに、どうして兄を奪うのか。会社のために死んでも何も浮かばれることなどないのに。

今回、こういうことがありましたと怒りに任せて書いています。こうなった以上、国や社会を変えていかなければいけないと思ったのです。サービスエリアだけではなくとも、色んなところでこういうことがあるかもしれない。そんな社会じゃダメなんです。

私はもっとああすれば良かった、こうすれば良かったという自責の念と後悔に苛まれ、突然の喪失感とで心神喪失です。
こんな人が増えないように、私はここにこんなことがあったというのを書きました。

こういうことがあるんだっていうのを、もっと知ってもらいたい。

そういう思いで書かせて頂きました。

皆さんに響いてくれると嬉しいです。